大阪市立科学館 おでかけサイエンス

2010年11月11日(木)、大阪市立科学館プレゼンツ「おでかけサイエンス」
《見える見えないのふしぎ》を 開催しました。
「おでかけサイエンス」とは、科学館の外に出かけて、実験ショー、工作教室などを行う 事業だそうです。

午前中に開催した第1回目公演の様子です。
偏光板という黒い板をそれぞれ持って、講師の方が指さすボードを偏光板越しに見ます。

見えないものが見えたり…、見えるものが見えなくなったり…
第2回目公演は、午後から開催しました。
普段は病棟の外に出られない、こども病棟のこども達が先生の許可をもらって、参加してくれました。
みんな興味深々!


今度は、生活の中で身近にあるポットを偏光板で見てみましょう
公演が終わった後、講師の皆さんと談笑される患者さんの姿が見られたり、
「病院の中でサイエンスショーが見られるなんて!」と驚く患者さんがおられました。

こどもに限らず、大人の患者さんもたくさん参加してくださり、年齢を問わず楽しめる時間となりました。
大阪市立科学館の皆さん、楽しいひとときをありがとうございました。


主催:大阪市立科学館×大阪市立大学医学部附属病院(良質医療委員会ボランティア作業部会)
助成:花王コミュニティミュージアム・プログラム2010

夢のたねワークショップ@薬剤部、病理部

同じく11月9日(火)、昼休み中の薬剤部と病理部にデリバリーをして、
職員の皆様にも《夢のたね》ワークショップに参加してもらいました。
薬剤部と病理部の皆様、ご協力ありがとうございました!


《薬剤部》
皆さん、よ~く考えています




描き終えたら、プロジェクトメンバーの方に、好きな色のLEDライトをつけてもらいます




《病理部》
ワークショップを紹介しています


皆さん、興味深々♪
「お家に《たね》を持って帰って、子どもに描かせたい!」という
ママさん職員もいました

夢のたねワークショップ@小児科外来

11月9日(火)午前10時~12時まで、3階小児科外来外待合で、ワークショップを開催しました。
《夢のたね2010 osaka》プロジェクトチームの皆様が来院してワークショップをしてくださるのは、今回が3回目。
受診待ちをしている子どもさんだけではなく、親御さんも一緒に《夢のたね》を描いてくださいました。
「夢を描きに来て!」


只今、ワークショップの説明中


小さな手でマジックを持って♪


親子で一緒に


《夢のたね》見せてもらいました!

こども病棟で《夢のたね》ワークショップ


10月19日(火)、こども病棟で《夢のたね》ワークショップを開催しました。

こども病棟で活動するため、参加サポーターの皆様がお昼前に集合して、感染管理講習を受講してくださいました。感染管理認定看護師の藤田さんから、手の消毒の仕方を学んでいます。


まずは指先から。


講習が終わって、いよいよ病棟での活動です。

いるか組の男の子が、お母さんのお膝に座りながら夢を描いてくれました。


かわいい顔が描かれています。仕上がりが楽しみ!

らっこ組さんのワークショップの様子


お父さんも参加♪



お医者さんも病棟保育士さんも。



夢を描いたら、LEDライトを取り付けるため好きな色を選んでもらいます。


アーティストの高橋匡太さんと子どもさんLEDを付けた《夢のたね》の投げ方を練習中♪



LEDを使った新しい遊び方、発見!



みんなが描いてくれた《夢のたね》


みんなの《夢のたね》の出来栄えを見る、アーティストの高橋匡太さんと

プロジェクトサポーターの皆さん、病棟保育士さん。


子どもたちとじっくり過ごしてくださった《夢のたね2010 osaka》プロジェクトチームの皆様、
ありがとうございました!

《夢のたね》ワークショップ

2010年9月28日(火)、アーティストの高橋匡太さん、夢のたねプロジェクトサポーターの
皆様をお迎えして、主に、入院患者さんとご家族を対象にワークショップを開催しました。
《夢のたね》ワークショップは、『たね』の形をした半透明の紙に、それぞれの夢を描いていただく
という内容です。
開催中!


親子で参加して下さいました


どんな夢を描いているのでしょう?



看護師さんとアーティストの高橋さん


荒川副院長 夢を思案中


将来が楽しみですね!

夢を描いたら、好きな色のLEDを選びます

《夢のたね》をポストへ


こうして集められた《夢のたね》は、12月4日(土)に「万博公園・東の広場」で
星の数ほどの夢や願いが光のたねとなって、空から舞い降りてきます。
ご家族やご友人と一緒に、ぜひお越しください。

●17:30開場、18:30開演(天候不順の場合は翌日順延)
●アクセス:大阪モノレール「万博記念公園」より徒歩10分
●参加費:無料


プロジェクトの詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。  http://yumetane.com/

※このワークショップは、大阪市立大学医学部附属病院、大阪市立大学医学部附属病院・良質医療委員会 ボランティア活動作業部会と《夢のたね2010osaka》の共催企画です。

霧はれて光きたる春

3月8日~12日、16時30分~17時の30分間、
6階から18階までの全病棟を貫いている吹き抜け空間を利用して、
アーティストの花村周寛(はなむらちかひろ)さんと病院職員との協働で、
インスタレーションプログラム「霧はれて光きたる春」を実施しました。


屋上から6階を見下ろすと、吸い込まれそうです
6階から霧が発生しました
どんどん霧が上がってきます


霧の後は、屋上から吹き抜けに舞い降りるシャボン玉
幻想的な時間でした…


病棟保育士さんと一緒に
「このシャボン玉、つかめそう!」


普段見慣れた窓の外の風景が一変して…
お医者さん達も興味深々です


患者さんやご家族の感想は・・・
「病院の無機質な雰囲気が少しの間でも、いい言葉と霧、しゃぼん玉でうれしいナァ。外に出してもらえないので、これを見るのが楽しみです。入院が長いですが、こんな企画してください。ありがとう~❤」

「Thank you!! 初めての大腸ファイバー45分間の検査に耐え、目に飛び込んだのは、雪かと思うような沢山のシャボン玉に溜飲が下がりました。感謝です。ありがとうございました。又見れると嬉しいです。待ってます!」

「病室に流れてきた音楽に導かれるように吹き抜けに来てみると、無数のシャボン玉が待っていて・・・ 手術前の付き添いで、めいっていた気持ちが癒されました。頭の中に響くあの音楽、とてもGOOD!です。ありがとうございました。」

「自然と笑顔になっている自分がいました。そして、吹き抜け越しに見える皆様の幸せそうな雰囲気に感動しました。ありがとうございました。またこのような活動を続けて!!」

ほか、たくさんの方から感想をいただき、ありがとうございました。

【芸術家プロフィール】
花村周寛(ハナムラチカヒロ)
ランドスケープアーティスト。風景というテーマで、建築や造園のデザイン、美術制作や演劇・映画における役者活動など領域横断的な表現活動を行う。2009 年3月と4月に当病院の6 階中庭では「風のおみく詩」という風船を用いて風を視覚化した作品を製作した。http://innerscape.exblog.jp/


写真:ボランティアスタッフ 能見英智、山本啓央

第2期 「ビックリリアン!」 2009~2010冬編


12月から1月にかけて、冬の「びっくり!びっくり!ビックリリアン!」を実施しました。

夏のリリアンは、ペットボトルを利用してメッセージをいれるちいさな袋をつくりましたが、
冬のリリアンは大きな編み機でどこまでもどこまでもながーーーく編んでみよう!というプロジェクトです。

2台の大きな編み機をみんなで交代しながら編みました。
大きな編み機にはキャスターがついていて、少し編んだら編み機を回転させながらすすめていきます。
この編み機は径がとっても大きいので、編み進むのに時間がかかるはずなのですが、
編み機の爪も使う毛糸もビッグサイズで編みやすいのか、
ころころとキャスターを動かしながらの作業が楽しいのか、
ビックリリアンにはまるこども達が続出!けいこ山▲もびっくりの速さで編む子や、
一人で大きな毛糸のカセ(かたまり)を4つも編んでくれた子もいました。



(長さを確かめるけいこ山▲。毛糸の重たさずっしりで、こども達の意気込みが伝わってきます)

こども達がビックリリアンに取り組んでいるあいだ、そのほかのこどもやお母さんたちはペットボトルでリリアンを楽しみました。おそろいでチューブを二つ編んで、こども用のレッグウォーマーをつくったお母さんも!



(お母さんも熱中・・・☆)
(特製レッグウォーマー!)

ワークショップ中は編むだけではなく、編んだリリアンがどれくらい長くなったか延ばして確かめたり(編んだリリアンの上を歩いて何歩分か数えて、目が見えない「けいこ山▲」さんに報告!)、ビックリリアンの中に入ってみたりという遊びをしました。

(リリアンの中にすっぽり隠れてかくれんぼ。中からは編み目のすき間からみんながちゃんと見えるそうです。)

長く編んだリリアンは、2010年の秋に病院の1階で展示をする予定です。こども達の力作を見に来てくださいね。

報告□■□企画者 長谷川みずほ
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■企画者・プロフィール
長谷川 みずほ
同志社大学文学部卒(美学及び芸術学専攻)。インターメディウム研究所修了(アートマネジメントコース)。2008年 写真展「好奇心星人の冒険」(應典院)の企画・運営。大阪市大病院にてワークショップの企画・サポート実施多数(しだいテレビ)(紙漉きワークショップ)他。

■アーティスト・プロフィール
けいこ山▲(山村 景子)
大阪芸術大学美術学科卒(立体コース)。2005年 国立民族学博物館「きのうよりワクワクしてきた。−ブリコラージュ・アート・ナウ 日常の冒険者たちー」展でのワークショップ。2005年 アートコートギャラリー「Art Court Frontier2005 3」展での作品展示。   2008~09年NPO DANCE BOX循環プロジェクト「≒2(にあいこーるのじじょう)」での舞台美術・出演など。全身性エリテマトーデス(SLE)患者で、視覚障害・肢体障害をもちながら、様々な芸術表現を行っている。

■アーティストサポート・プロフィール
磯貝 直子
大阪芸術大学美術学科(立体造形コース)卒業現在、大阪キリスト教短大にて美術の助手、児童絵画・造形教室「こどものアトリエ」を運営2008~10年NPO DANCE BOX循環プロジェクト「≒2(にあいこーるのじじょう)」での舞台美術・協力。