霧はれて光きたる春

3月8日~12日、16時30分~17時の30分間、
6階から18階までの全病棟を貫いている吹き抜け空間を利用して、
アーティストの花村周寛(はなむらちかひろ)さんと病院職員との協働で、
インスタレーションプログラム「霧はれて光きたる春」を実施しました。


屋上から6階を見下ろすと、吸い込まれそうです
6階から霧が発生しました
どんどん霧が上がってきます


霧の後は、屋上から吹き抜けに舞い降りるシャボン玉
幻想的な時間でした…


病棟保育士さんと一緒に
「このシャボン玉、つかめそう!」


普段見慣れた窓の外の風景が一変して…
お医者さん達も興味深々です


患者さんやご家族の感想は・・・
「病院の無機質な雰囲気が少しの間でも、いい言葉と霧、しゃぼん玉でうれしいナァ。外に出してもらえないので、これを見るのが楽しみです。入院が長いですが、こんな企画してください。ありがとう~❤」

「Thank you!! 初めての大腸ファイバー45分間の検査に耐え、目に飛び込んだのは、雪かと思うような沢山のシャボン玉に溜飲が下がりました。感謝です。ありがとうございました。又見れると嬉しいです。待ってます!」

「病室に流れてきた音楽に導かれるように吹き抜けに来てみると、無数のシャボン玉が待っていて・・・ 手術前の付き添いで、めいっていた気持ちが癒されました。頭の中に響くあの音楽、とてもGOOD!です。ありがとうございました。」

「自然と笑顔になっている自分がいました。そして、吹き抜け越しに見える皆様の幸せそうな雰囲気に感動しました。ありがとうございました。またこのような活動を続けて!!」

ほか、たくさんの方から感想をいただき、ありがとうございました。

【芸術家プロフィール】
花村周寛(ハナムラチカヒロ)
ランドスケープアーティスト。風景というテーマで、建築や造園のデザイン、美術制作や演劇・映画における役者活動など領域横断的な表現活動を行う。2009 年3月と4月に当病院の6 階中庭では「風のおみく詩」という風船を用いて風を視覚化した作品を製作した。http://innerscape.exblog.jp/


写真:ボランティアスタッフ 能見英智、山本啓央